検索結果:54件


◆自然環境調査・計画

国立公園など自然豊かな地域において、生物多様性保全に関する調査研究、自然環境を利用した体験学習プログラムづくりや施設計画、そのための組織づくり、運営支援などを行います。

令和4年度 阿蘇草原再生活動促進方策検討業務

阿蘇草原再生協議会の事務局として、各種会合の開催・運営支援のほか、草原再生活動活性化のための検討や取組を進めた。その一つ、野焼き支援策として、恒久防火帯の効果的整備のための分析、検討に加え、新たに野焼き専門家集団のモデル育成事業を行った。また「阿蘇草原再生協議会 情報プラットフォーム」を開設し、様々なGISデータを公開することで、阿蘇草原に関する研究利用等の活用促進を図った。さらにFMラジオの活用、阿蘇草原の公益的機能を伝えるイラスト作成など、草原からの恩恵を受ける不特定多数の人々に向けた普及啓発に取り組んだ。

令和4年度 阿蘇草原再生活動促進意見交換会開催業務

阿蘇草原再生協議会が掲げる「30年後も今と変わらない規模の草原を残す」という第3期全体構想の目標達成に向けて、関係主体間で綿密に議論を行うための意見交換会が開催され、当業務ではその運営を支援、3つのテーマに分かれて、座談会形式での議論を促した。具体的には、①牧野管理について、安心して野焼きできる仕組みの必要性を再確認、②募金の集め方と恒久財源の確保について、募金獲得に向けた新しいアイデアを共有、③牧畜以外の草原利用について、観光利用を希望する牧野と事業者のマッチングの課題を整理、など活発な議論が展開された。

令和4年度 屋久島における自然資源を活用した地域活性化推進支援業務

本業務では、屋久島地域において①エコツーリズム全体構想策定に係る資料作成補助、②特定自然観光資源の指定検討に係る関係会議の開催支援、の2点を実施した。①では、環境省に提出予定の全体構想案をより読みやすくするため、デザイン補助等を実施。②では、「全体構想策定部会」や新たに設置された「特定自然観光資源検討グループ」において、これまでの検討経緯やエコツーリズム推進法における特定自然観光資源の要件などの整理、今後の検討スケジュール案の提示などを行った。

令和4年度 屋久島永田浜における自然資源の持続的活用方策検討業務

屋久島・永田浜で開催されてきたウミガメ観察会は、新型コロナウイルスの影響で令和2年度から中断されていた。また運営主体側の状況も変化したことから、令和5年度の観察会再開に向けて、新たな実施体制を構築する必要があった。そこで本業務では、地元の関係団体と環境省や屋久島町も交えて、計4回の意見交換会と現地検討会の開催を支援した。具体的には、海外の観察会事例の収集等を踏まえ、観察会の再開に向けた、レクチャー内容の改善やライブカメラ配信の導入、保護柵設置位置などの課題に対する解決案を提示して、協議を行った。

令和4年度 中部山岳国立公園上高地連絡協議会開催運営業務

上高地地域では、「上高地ビジョン2014」に基づき、多様な主体による協働型管理を進めており、本業務では、2024年度のビジョン改訂に向け、中部山岳国立公園上高地連絡協議会の各種会議の開催支援を行った。すなわち、現ビジョンの行動計画進捗状況を各実施主体からヒアリングで把握したうえで、3つの評価部会(防災・生物多様性・観光)で評価を行い、協議会総会で次期ビジョンの骨子について協議した。また「上高地における河床上昇対策の基本的な考え方と実施方針」に基づくPDCAサイクルを着実に実行するための検討部会についても、併せて開催支援した。

令和3年度 阿蘇草原再生活動促進方策検討業務

阿蘇草原再生協議会の事務局として各種会合の開催・運営支援を行った。今年度は、協議会構成員の共通認識である「阿蘇草原再生全体構想(第3期)」を策定し、その目標実現に向けて、具体的な課題を整理・抽出した「アクションプラン」を取りまとめた。また、今後の取組の柱の1つである「公益的機能保全のために多様な主体が関わる草原管理」を推進するため、環境直接支払制度の導入や草原の水源涵養機能に着目した受益者負担の仕組みづくりの検討を行ったほか、草原の炭素固定化機能の解明のための調査やJ-credit制度導入に向けた有識者との意見交換会を実施した。普及啓発では、「草原再生レポート」や「協議会だより」の定期刊行物に加え、インタビュー記事を中心に構成したパンフレット「阿蘇と草原とわたしと」を作成。前年に引き続き、阿蘇草原に関するGISデータ情報基盤整備に取り組み、「阿蘇地域牧野位置図」の更新や情報公開のためのプラットフォーム構築の検討を進めた。 詳細情報(PDF)