都市の貴重な農地を保全し、農のある風景を維持していくため、東京都では、都市計画制度の積極的活用も含めた「農の風景育成地区制度」を創設した。都内のN区ではこの制度を活用して農の風景を将来に引き継ぐ取組みを始めており、本業務では、過年度に検討された指定地区内の農地所有者に対する意向調査などを行い、区域の決定及び育成計画をはじめとする指定に必要な資料の作成支援を行った。
都内杉並区久我山にある都市計画公園「玉川上水緑地」では周辺環境の変化に合わせて都市計画変更が行われることになり、これに伴う変更手続きに必要な計画図を作成した。
川越市、奈良市の中心市街地における空き家の実態調査を行った。空き家は現地調査により抽出し、空き家所有者への意向調査を行うため、登記簿の収集を行った。
板橋区内の地域活動で実施された避難訓練において、ワークショップによる避難マップ作成を補助するとともに、マップのデジタル化を行った。
再開発等促進区を定める地区計画の整備計画企画提案書について、建物計画の変更にともない、有効空地、緑地計画などの見直し内容を検証した。また、見直し内容について行政協議、関係協議を行い、見直し報告を策定した。
都市計画基礎調査結果をもとに、GISを活用して人口及び土地建物利用の動向を集計解析し、報告書を作成した。