自転車ネットワークについて、整備優先順位選定の基礎資料として、地勢(坂道)や自転車利用が想定される周辺施設を踏まえ、道路構造・交通状況明確にする区間別カルテを作成。交通量や事故件数等から必要性を、幅員構成等から実現性を評価する整備優先区間の考え方を整理した。
料金値下げ社会実験の実施により大型車交通量の増加が著しい路線について、大型車増加理由を推定するため、約30社に利用者ヒアリングを実施、厳しい経営環境下で高速利用による時間短縮が一時的な交通量増加に繋がったが、社会実験のため長期的な設備投資には至らないとの意見が聞かれた。
複数の地域高規格道路について、地域の現況課題を道路が如何に役立てるかを整理し、これを評価する指標を設定、大震災を受け、ニーズの高まる災害面の評価では地震のみならず、洪水によるリダンダンシーの確保も指標として設定する等、評点化により対象路線を相対評価して、整備優先順位検討の基本的考え方を整理した。
事故対策検討箇所別カルテの作成及び事故対策効果の検証区間の抽出を実施。効果検証では、管内で多発する事故類型(追突・出会頭等)、特徴的事故(高齢者・夜間等)に着目し、対策前後の事故減少件数から効果の高い箇所と低い箇所を選定し、利用者アンケートによる意識評価も踏まえて、再対策必要箇所を検討した。
昨年度に引き続き、国道バイパス及び自動車専用道路の整備効果を、円滑性、安全性、地域社会等の視点から検討を行い、説明資料および費用便益分析等の様式を作成した。併せて平成22年度道路交通センサスより、検討対象地域の交通状況の経年変化等について整理を行った。
郡山トラックセンター事業協同組合は、これまで組合員間の求貨・求車情報の共有による共同配車で成果をあげてきた。本調査は、こうした共同配送システムの拡充に向け、隣接する南東北総合卸センターの卸売事業者4社にヒアリングを行うとともに、その結果から効率が悪くコストが割高な輸送を見つけ、システムへの統合の可能性を検証した。