県の道路事業評価手法策定の基礎資料として、国の定めた3便益の評価手法以外の道路事業評価手法、整備効果の算出方法について事例収集を行った。これらの事例をカテゴリ-に区分し、データ入手しやすさ等の視点から、実施可能な評価方法の選定を行った。
県北部地域における緊急輸送道路網について、道路の阻害性(地震等による落橋対策未実施箇所など)、重要性(緊急物資の輸送ネットワークなど)、迂回路の有無を整理し、緊急輸送道路対象路線の整備優先度の評価を行った。
郊外部に建設中のテーマパーク付属商業施設群の都市設計コンペにおける道路交通計画を担当。高速道路のICから施設に集中する自動車動線を地下、地上へと立体的に分散したり、施設内にループ道路を計画したりすることで、目的施設(駐車場)への導入円滑化を図った。
高速道路の事後評価資料作成の基礎資料としての企業等ヒアリング調査を実施。IC目視調査を実施し、web検索から利用者を特定し、「食の輸送」「エコ(静脈物流)」に着目。100件の電話ヒアリングと50件の訪問ヒアリングを実施した。
自転車ネットワークについて、整備優先順位選定の基礎資料として、地勢(坂道)や自転車利用が想定される周辺施設を踏まえ、道路構造・交通状況明確にする区間別カルテを作成。交通量や事故件数等から必要性を、幅員構成等から実現性を評価する整備優先区間の考え方を整理した。
料金値下げ社会実験の実施により大型車交通量の増加が著しい路線について、大型車増加理由を推定するため、約30社に利用者ヒアリングを実施、厳しい経営環境下で高速利用による時間短縮が一時的な交通量増加に繋がったが、社会実験のため長期的な設備投資には至らないとの意見が聞かれた。