複数の地域高規格道路について、地域の現況課題を道路が如何に役立てるかを整理し、これを評価する指標を設定、大震災を受け、ニーズの高まる災害面の評価では地震のみならず、洪水によるリダンダンシーの確保も指標として設定する等、評点化により対象路線を相対評価して、整備優先順位検討の基本的考え方を整理した。
事故対策検討箇所別カルテの作成及び事故対策効果の検証区間の抽出を実施。効果検証では、管内で多発する事故類型(追突・出会頭等)、特徴的事故(高齢者・夜間等)に着目し、対策前後の事故減少件数から効果の高い箇所と低い箇所を選定し、利用者アンケートによる意識評価も踏まえて、再対策必要箇所を検討した。
昨年度に引き続き、国道バイパス及び自動車専用道路の整備効果を、円滑性、安全性、地域社会等の視点から検討を行い、説明資料および費用便益分析等の様式を作成した。併せて平成22年度道路交通センサスより、検討対象地域の交通状況の経年変化等について整理を行った。
電気自動車(EV)の実証実験にあたり、体験走行会などの運営の補助を行った。地元NPOと協力し、EVの出入庫・回送、EVの充電、モニターへの説明、アンケート配布、GPS装置の取り付け等を行った。
環状の高速道路について、現況、将来の整備有無の推計ケースをもとに、渋滞損失時間削減効果、死傷事故率削減効果を算出し3Dマップに描画を行った。またCO2、NOX、SPM削減効果を算出し、排出削減量を一般の方にわかりやすい指標に換算し整理した。
中国瀋陽、約10k㎡の新都市において、計画された基本道路網に対して、交通量推計を実施し、需給バランスの分析・検証を行い、改善方案として、適正な車線数を提案。限られた情報下、分布交通量の推計では、グラビティモデルの考え方に基づき内々交通量の設定を行うなど、現地の条件にあわせた検討が実施できた。