環状の高速道路について、現況、将来の整備有無の推計ケースをもとに、渋滞損失時間削減効果、死傷事故率削減効果を算出し3Dマップに描画を行った。またCO2、NOX、SPM削減効果を算出し、排出削減量を一般の方にわかりやすい指標に換算し整理した。
中国瀋陽、約10k㎡の新都市において、計画された基本道路網に対して、交通量推計を実施し、需給バランスの分析・検証を行い、改善方案として、適正な車線数を提案。限られた情報下、分布交通量の推計では、グラビティモデルの考え方に基づき内々交通量の設定を行うなど、現地の条件にあわせた検討が実施できた。
中国無錫市の新都市における安全円滑な移動と都市景観へ配慮した地区内バイパスとして、地下通路ネットワークを立案。駐車場や延床面積から発集量を設定し、交通量推計を実施。必要車線数や地下へのアプローチの検討をはじめ、地下鉄や共同溝の厳しい制約下での平面・縦断線形の概略検討も実施した。
市が5年間隔で更新している都市計画道路の道路整備プログラムについて、都市計画道路整備率、死傷事故削減率、橋梁耐震化率、無電柱化率、低騒音舗装化率等のアウトカム指標の算出しデータ更新を行った。また、次期プログラムの整備対象区間等の検討を行った。
市街地内を迂回する国道バイパスの事後整備効果検討業務であり、バイパスが供用したメリットについて救急・消防、道の駅、農業関係者、地元企業等へヒアリング調査を行った。また、交通量調査を実施し、周辺道路におけるバイパスへの転換状況、所要時間の変化の算出等を行った。その結果、道の駅の入込客数増加や、救急活動の支援等の効果を把握することができた。