JICA により2014年に作成された2035年を目標年次とする都市交通マスタープランについて、6年が経過しプノンペンを取り巻く環境や都市交通の役割も重要化・多様化しており、プノンペン都知事からの要請もあり、2014MPの改訂を行うもの。今年度は最終とりまとめに向けて各セクターの計画・提案を行った。
ADB(アジア開発銀行)の融資を受け、カンボジア地方部の貧困削減を目指して地方道改良を進めている。改良は、円滑な人流や物流を確保し経済や生活を豊かにする反面、速度超過により交通事故が多発する。そこで、持続的地域住民参加型の道路交通安全プログラム「工事前及び工事中の地域住民への交通安全教育」、「交通事故データ収集と分析」、「セーフスクールゾーンの計画と実施」、「地域密着型社会的規制・取締り」、「道路交通安全技術」を実施した。
無償資金協力を通じて整備した交通管制システムの運用及び維持管理に関する能力向上、並びにプノンペン都内の総合交通管理対策を目的とした技術協力プロジェクの要請を受け、本格協力実施に必要な情報を収集・整理し、カンボジア側関係機関と協議の上、協力コンポーネントの策定を行う詳細計画策定調査を実施した。
フィリピン国パンガシナン州ボリナオ地区はマニラの北270kmに位置する。ボリナオ地区における開発エリアの基本設計(マスタープラン作成)業務を実施した。今年度は第1回の中間報告として、現状分析や基本コンセプト検討、導入する施設の概略検討を行った。
JICAのサポートにより2014年に作成された2035年を目標年次とする都市交通マスタープランについて、6年が経過しプノンペンを取り巻く環境や都市交通の役割も重要化・多様化しており、プノンペン都知事からの要請もあり、2014MPの改訂を行うもの。今年度は駐車対策のドラフト作成を中心に作業を進めている。
カンボジア国初となる交通管制システムが運用を開始した。2019年1月には据付から1年を経過した50の信号交差点について瑕疵検査を実施し施主へ完全移行した。しかし、維持管理の機材面や組織面に不安が残る。今後も本システムが持続するため我が国の支援が必要である。
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