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◆自然環境調査・計画

国立公園など自然豊かな地域において、生物多様性保全に関する調査研究、自然環境を利用した体験学習プログラムづくりや施設計画、そのための組織づくり、運営支援などを行います。

令和3年度 阿蘇くじゅう国立公園草原を活用した公園利用促進検討業務

令和4年4月に熊本市内で行われた「第4回アジア・太平洋水サミット」の関連イベントとして、5月21日、熊本市民会館にて「熊本の水と、阿蘇草原ってどんな関係!?」の開催・運営を行った。2名の有識者による講演(草原の水源涵養機能に関する最新研究、阿蘇草原の現状や危機)、阿蘇草原再生の活動紹介、草原再生関係者5名によるパネルディスカッションを行い、白川下流の熊本地域住民への普及啓発を図った。

令和3年度 長距離自然歩道における生態系ネットワーク整理等業務

全国に展開されている長距離自然歩道が、コリドーとして、国立公園などの法的保護区や重要里地里山などの非法的保護区を連結させて生態系ネットワーク形成に貢献し得るか否か、検討を行った。具体的には、①検討の基礎情報として、全国の長距離自然歩道と法的保護区・非法的保護区の重複状況についてGISを用いて都道府県別にデータ整理を行い、地方毎に分かりやすい図を作成した。②①で得られた情報から典型地域を2件抽出し、当該地域に関する既存文献資料をもとに、長距離自然歩道が生態系ネットワークの形成に資するための条件や要因、課題について整理・分析を行った。

令和3年度 屋久島における自然資源の持続的な活用方策検討業務

屋久島においては観光客・入山者が増大する一方、自然観光資源の適正な利用、利用者負担制度について多くの課題を抱えていることから、前年度に引き続き、情報整理と地元自治体が主催する検討部会の開催支援を行い、エコツーリズム推進全体構想(暫定版)のとりまとめを行った。全体構想には、エコツーリズムを推進する意義や、自然観光資源の適正利用を促すための「屋久島・口永良部島ルール」などが盛り込まれた。加えて、全体構想(暫定版)を島民へ啓発する概要版チラシを作成した。さらに、特定自然観光資源指定の可能性がある永田浜のウミガメについて、適切に観察会を実施するための予約システムの構築について、検討を行った。

令和3年度 奄美群島国立公園喜界島地域、沖永良部島地域及び与論島地域管理運営計画検討業務

令和3年7月に世界自然遺産に登録された奄美大島・徳之島を含む奄美群島では、「生態系保全」型と「環境文化」型を掲げた国立公園に指定されている(平成29年3月)。本業務は奄美群島5島のうち喜界島・沖永良部島・与論島において、地域の実情に即した協働型の「国立公園管理運営計画」の策定に向けて、令和2年度から引き続き検討・取りまとめを行った(奄美大島及び徳之島については平成31年度に先行して策定済み)。計画の内容としては、①国立公園区域に限定せず島全体を対象に自然環境の保全や利用を考えること、②3島の自然の共通性と違いに応じて島ごとに異なる環境文化が成立しており、国立公園としてもそれを強調することでそれぞれの地域産業の活性化や住民の誇り・愛着につながる運営を目指すことなどを特徴としている。 詳細情報(PDF)

令和2年度 阿蘇草原再生活動促進方策検討業務

阿蘇草原再生協議会(平成17年発足、構成員数262)の事務局として、協議会総会、幹事会、小委員会の開催・運営を支援した。前年度に引き続き、阿蘇草原のGISデータ化に取り組み、ヒアリングによる牧野利用・管理状況等の情報収集・整理を行うとともに、阿蘇草原再生全体構想(第2期)のとりまとめに向けて、草原の現状や課題の抽出・整理や原稿案の作成支援を行った。また、「牧畜以外の草原利用」と「環境直接支払い」の草原再生に関する2つの個別テーマについて、関係小委員会による会議を企画・運営支援し、関係者間の理解共有を図った。

令和2年度 屋久島における自然資源の持続的な活用方策検討業務

屋久島においては観光客・入山者が増大する一方、自然観光資源の適正な利用、利用者負担制度について多くの課題を抱えていることから、前年度に引き続いて地元自治体の取組を支援し、これらに関連する情報整理・調査検討を行うとともに、平成23年に町議会で否決された屋久島での「エコツーリズム推進全体構想」再提出について検討した。全体構想素案をめぐっては、山岳部、川や海、里地での「屋久島・口永良部島ルール」の設定、法律に基づく「特定自然観光資源」の指定についておもに協議が行われた。