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◆自然環境調査・計画

国立公園など自然豊かな地域において、生物多様性保全に関する調査研究、自然環境を利用した体験学習プログラムづくりや施設計画、そのための組織づくり、運営支援などを行います。

令和4年度 屋久島における自然資源を活用した地域活性化推進支援業務

本業務では、屋久島地域において①エコツーリズム全体構想策定に係る資料作成補助、②特定自然観光資源の指定検討に係る関係会議の開催支援、の2点を実施した。①では、環境省に提出予定の全体構想案をより読みやすくするため、デザイン補助等を実施。②では、「全体構想策定部会」や新たに設置された「特定自然観光資源検討グループ」において、これまでの検討経緯やエコツーリズム推進法における特定自然観光資源の要件などの整理、今後の検討スケジュール案の提示などを行った。

令和4年度 屋久島永田浜における自然資源の持続的活用方策検討業務

屋久島・永田浜で開催されてきたウミガメ観察会は、新型コロナウイルスの影響で令和2年度から中断されていた。また運営主体側の状況も変化したことから、令和5年度の観察会再開に向けて、新たな実施体制を構築する必要があった。そこで本業務では、地元の関係団体と環境省や屋久島町も交えて、計4回の意見交換会と現地検討会の開催を支援した。具体的には、海外の観察会事例の収集等を踏まえ、観察会の再開に向けた、レクチャー内容の改善やライブカメラ配信の導入、保護柵設置位置などの課題に対する解決案を提示して、協議を行った。

令和4年度 中部山岳国立公園上高地連絡協議会開催運営業務

上高地地域では、「上高地ビジョン2014」に基づき、多様な主体による協働型管理を進めており、本業務では、2024年度のビジョン改訂に向け、中部山岳国立公園上高地連絡協議会の各種会議の開催支援を行った。すなわち、現ビジョンの行動計画進捗状況を各実施主体からヒアリングで把握したうえで、3つの評価部会(防災・生物多様性・観光)で評価を行い、協議会総会で次期ビジョンの骨子について協議した。また「上高地における河床上昇対策の基本的な考え方と実施方針」に基づくPDCAサイクルを着実に実行するための検討部会についても、併せて開催支援した。

令和3年度 阿蘇草原再生活動促進方策検討業務

阿蘇草原再生協議会の事務局として各種会合の開催・運営支援を行った。今年度は、協議会構成員の共通認識である「阿蘇草原再生全体構想(第3期)」を策定し、その目標実現に向けて、具体的な課題を整理・抽出した「アクションプラン」を取りまとめた。また、今後の取組の柱の1つである「公益的機能保全のために多様な主体が関わる草原管理」を推進するため、環境直接支払制度の導入や草原の水源涵養機能に着目した受益者負担の仕組みづくりの検討を行ったほか、草原の炭素固定化機能の解明のための調査やJ-credit制度導入に向けた有識者との意見交換会を実施した。普及啓発では、「草原再生レポート」や「協議会だより」の定期刊行物に加え、インタビュー記事を中心に構成したパンフレット「阿蘇と草原とわたしと」を作成。前年に引き続き、阿蘇草原に関するGISデータ情報基盤整備に取り組み、「阿蘇地域牧野位置図」の更新や情報公開のためのプラットフォーム構築の検討を進めた。 詳細情報(PDF)

令和3年度 阿蘇くじゅう国立公園草原を活用した公園利用促進検討業務

令和4年4月に熊本市内で行われた「第4回アジア・太平洋水サミット」の関連イベントとして、5月21日、熊本市民会館にて「熊本の水と、阿蘇草原ってどんな関係!?」の開催・運営を行った。2名の有識者による講演(草原の水源涵養機能に関する最新研究、阿蘇草原の現状や危機)、阿蘇草原再生の活動紹介、草原再生関係者5名によるパネルディスカッションを行い、白川下流の熊本地域住民への普及啓発を図った。

令和3年度 長距離自然歩道における生態系ネットワーク整理等業務

全国に展開されている長距離自然歩道が、コリドーとして、国立公園などの法的保護区や重要里地里山などの非法的保護区を連結させて生態系ネットワーク形成に貢献し得るか否か、検討を行った。具体的には、①検討の基礎情報として、全国の長距離自然歩道と法的保護区・非法的保護区の重複状況についてGISを用いて都道府県別にデータ整理を行い、地方毎に分かりやすい図を作成した。②①で得られた情報から典型地域を2件抽出し、当該地域に関する既存文献資料をもとに、長距離自然歩道が生態系ネットワークの形成に資するための条件や要因、課題について整理・分析を行った。