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◆自然環境調査・計画

国立公園など自然豊かな地域において、生物多様性保全に関する調査研究、自然環境を利用した体験学習プログラムづくりや施設計画、そのための組織づくり、運営支援などを行います。

平成30年度 阿蘇草原再生活動促進方策検討業務

阿蘇草原再生協議会(平成17年発足、構成員数259)の事務局として、協議会総会、幹事会、小委員会の開催・運営を支援しながら、草原再生に向けた活動促進方策等について検討を行った。本年度は、8月の協議会と合わせて「第2回募金を活用した阿蘇草原再生活動の報告会」を開催、3月の協議会では前回の改訂から5年が経過している阿蘇草原再生全体構想の改訂と各小委員会の活性化に向けた合同小委員会の開催の必要性について提案し、合意を得た。また、構成員による前年度の活動成果を報告する「阿蘇草原再生レポート2017」のとりまとめ・作成、協議会の活動を周知するための「協議会だより」の発行等を行い、協議会内外への継続的な広報周知を図った。

平成30年度 奄美群島国立公園奄美大島地域及び徳之島地域管理運営計画検討業務

世界自然遺産登録を目指す奄美群島の奄美大島・徳之島では、そのための国内法上の保護担保措置の必要性もあり、2017年3月に国立公園指定が行われた。この奄美群島国立公園は「生態系保全」型、「環境文化」型を掲げ、地域との協力なしには成立しえない国立公園、またそうした特質を持った世界自然遺産候補地と位置づけられている。このため、地域の実情に即した管理運営を行うべく多様な関係者とともに策定する「国立公園管理運営計画」が重要な役割を果たすことになる。この計画の策定に向け、前年度は地元8市町村でのヒアリングや意見交換会を重ね、本年度は有識者、島内関係機関等で構成する検討会と住民説明会を開催して、素案とりまとめに到った。

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平成30年度 阿蘇カルデラ環境保全活用推進業務

ジオパーク内には保全と活用の拠点として多くの「ジオサイト」が設定されているが、資源、施設等の管理の主体や方法には不明瞭な点が多い。平成26年に認定された阿蘇ユネスコジオパークと阿蘇くじゅう国立公園との連携強化に向けて、阿蘇くじゅう国立公園内のジオサイト等19カ所について文献調査、現地調査、ヒアリング調査による情報収集を行い、今後のジオサイト管理のための情報カルテを作成するとともに、各ジオサイトの現状評価を通じて、保全と活用に係る改善点の抽出及びその対応案の検討を行った。

平成29年度 阿蘇草原再生活動促進方策検討業務

地元牧野組合をはじめ255(団体・法人及び個人)以上の構成員から成る阿蘇草原再生協議会事務局として、協議会及び幹事会、小委員会の開催・運営を支援しながら、協議会の効果的な運営方策についての検討等を行った。
協議会設立から10年を超え、構成員による活動計画及び結果報告提出・表彰という活動促進のしくみも定着してきた。今年度はその一環として、協議会内外から表彰を行う特別賞(3回目)の選定方法等について提案し、関係機関との調整を図りながら各賞選考を支援し、第25回協議会において表彰式を行った。また、熊本地震からの復旧状況を踏まえて今後の草原維持管理継続に向けた重点課題をとりまとめ、第26回協議会で合意形成を図った。
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平成29年度 阿蘇草原の観光利用と口蹄疫対策に関する実態調査業務

阿蘇の草原は、阿蘇地域の重要な観光資源であり、風景のみならず体験活動やレクリエーションの場として草原の利用が求められている一方、草原の利用に当たっては口蹄疫等の家畜伝染病について防疫面の対策が課題となっている。本業務では、草原の観光・レクリエーション利用に関する具体的な議論を進めるための基礎資料を得ることを目的に、関係者へのヒアリング、インターネットなどによる既存資料収集、電話による補足調査を通じて、口蹄疫や防疫に関する情報や国内及び阿蘇地域における草原観光利用の状況について情報収集・整理を行い、今後の草原観光利用に向けた方策等について検討した。

平成29年度 阿蘇くじゅう国立公園等における再生可能エネルギーの効率的導入促進のための自然環境等インベントリ整備推進委託業務

本業務は、昨年度に引き続き、阿蘇くじゅう国立公園及びその周辺地域を対象にしたインベントリ整備に着手したもの。国立公園内に存在する景観資源について、構成要素別に既存文献・資料調査及び専門家ヒアリングを通じて情報収集を行い、情報を補填した。収集した情報は、全国の国立公園で共通の様式で整理し直し、位置情報が明確な場合はGISデータを作成した。また整理したリストを基に、位置情報単位(メッシュ、市町村)ごとの重要種の確認種数を塗り分けた重要種分布図等の「主題図」作成を試行したほか、指定植物の選定に係る情報整理も行った。